外壁材にはサイディングが何がおすすめ?耐久性は優れている?

外壁材にはサイディングが何がおすすめ?耐久性は優れている?

最近のお家にはほとんどサイディングが使用されています。
昔までは、モルタルという壁材を使用していましたが、メンテナンス性に優れているという点から、サイディングが起用されるようになりました。

そのサイディングだけでも、4種類存在します。

その4種類存在するサイディングから、おすすめのサイディングを紹介いたします。

外壁塗装をするときに、どんなサイディングにしようかな?と思う方にぜひ参考にする記事になれば幸いです。
どうぞ最後までご覧いただけますと幸いです。

では解説していきましょう。

目次

外壁材であるサイディングとは?

サイディングとは、サイディングとは、建物の外壁に張る仕上げ材のことです。
風雨や紫外線などの外的要因から建物を守る役割があります。

特に耐震性にも優れています。

サイディングは、工場で生産されたパネルを現場で張り付ける工法で施工されます。

そのため、施工が容易で、工期が短いというメリットがあります。また、塗装で保護されているため、塗装が剥がれると劣化が進みやすくなる点は注意が必要です。

木材系サイディング以外は、メンテナンスの手間が少ないというメリットがあります。

また、デザインの種類も豊富で、建物の外観を美しく彩ることができます。

もしメンテナンスの頻度を約10年に1回でも良いのなら、
サイディングを選ぶことをおすすめします。

サイディングの耐久性は約10年程度

サイディングの耐久性は、約10年程度と言われています。

サイディングの交換頻度は、素材や施工方法によって異なります。

サイディングの耐久年数

窯業系サイディング: 10〜20年
金属系サイディング: 15〜20年に1度の塗り替えが目安
木質系サイディング: 5〜10年に1度のメンテナンスが目安
樹脂系サイディング: 10〜20年に1度の塗り替えが目安

サイディングは、デザイン性や施工のしやすさ、工期の短さなどのメリットがあるため、近年では最も人気のある外壁材となっています。ただし、塗装で保護されているため、塗装が剥がれると劣化が進みやすくなる点は注意が必要です。

サイディングのそれぞれの特徴は?

サイディングは、主に

窯業系サイディング
金属系サイディング
樹脂系サイディング
木質系サイディング

こちらの4種類に分けられます。それぞれの特徴を説明していきましょう。

窯業系(ようぎょう)サイディング

窯業系サイディングは、セメントと繊維を混ぜて作られた板状の外壁材です。耐火性、遮音性、断熱性に優れ、価格も比較的安価です。ただし、重量が重いため、建物への負担が大きくなります。また、経年劣化によって色褪せやひび割れが起こることもあります。

メリット

  • 耐火性、遮音性、断熱性に優れている
  • 価格が比較的安価

デメリット

  • 重量が重い
  • 経年劣化によって色褪せやひび割れが起こることがある

金属系サイディング

金属系サイディングは、アルミニウムや鋼板などの金属板を張った外壁材です。軽量で耐久性に優れ、防火性や耐久性も高いです。また、デザインの種類も豊富です。ただし、熱伝導率が高いため、夏は暑く、冬は寒いというデメリットがあります。

メリット

  • 軽量で耐久性に優れている
  • 防火性、耐久性が高い
  • デザインの種類が豊富

デメリット

  • 熱伝導率が高いため、夏は暑く、冬は寒い

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは、ポリ塩化ビニルなどの樹脂を原料とした外壁材です。軽量で耐久性に優れ、防水性や耐火性も高いです。また、色褪せやひび割れが起こりにくく、メンテナンスの手間が少ないというメリットもあります。ただし、価格が高価な場合があります。

メリット

  • 軽量で耐久性に優れている
  • 防水性、耐火性が高い
  • 色褪せやひび割れが起こりにくく、メンテナンスの手間が少ない

デメリット

  • 価格が高価になることがある

木質系サイディング

木質系サイディングは、天然木や合成木材を板状にした外壁材です。木の温かみや風合いを楽しむことができます。ただし、耐火性や耐久性が低いため、メンテナンスが必要です。また、価格も高価になる場合があります。

メリット

  • 木の温かみや風合いを楽しむことができる

デメリット

  • 耐火性や耐久性が低い
  • メンテナンスが必要
  • 価格が高価になることがある

他の外壁材との耐久性はどう違う?

耐久性は他の外壁材と比べるとやや劣ります。

サイディングと他の外壁材の違い

サイディング: 取り替え可能
他の外壁材: ひび割れへの修繕

と大きく違うことから、材質の違いが大きくことなります。

耐久性が多少少なくても、サイディングは取り替えが容易ですから多くの方に好まれる一因ですね。

ちなみに、外壁材はサイディングだけではありません。

外壁材の種類
  • 壁塗り(モルタル)
  • タイル
  • レンガ
  • ALC

が存在します。

他の外壁材と比較してサイディングが一番良いとされている点は、

施工期間が短い、メンテナンスのしやすさ、デザインに優れています。

項目サイディングその他の外壁材
素材窯業系、金属系、木質系、樹脂系モルタル、タイル、レンガ、ALC
施工方法パネルを張り付ける材料を調合したり、加工したりして施工する
価格比較的安価比較的高価
耐久性普通〜やや高い高い〜かなり高い
断熱性
メンテナンス頻度10年に1度塗り替え10〜20年に1度塗り替え
メリット工期: 短、デザイン性: ◎デザイン性: ○、耐久性
デメリット塗装が剥がれると劣化が進みやすい、メンテナンス期間が短いひび割れ、メンテナンス費用も高い

サイディングは、メンテナンス頻度は10年にはなりますが、外壁を傷めずに取り替えできるのが良い点です。

デザイン性が高い

サイディングには、木目調やレンガ調、石目調など、さまざまなデザインが用意されています。そのため、好みの外観に仕上げることができます。

木目調のサイディングは、温かみのある雰囲気を演出することができます。レンガ調のサイディングは、重厚感や高級感を演出することができます。石目調のサイディングは、モダンな雰囲気を演出することができます。

また、サイディングは、単色やツートンカラーなど、さまざまな色や色合いを選択することができます。そのため、自分だけのオリジナルの外観を実現することができます。

施工が容易

サイディングは、工場で生産されたパネルを現場で張り付けるだけなので、施工が比較的容易です。そのため、施工期間を短縮することができます。

サイディングの施工は、下地となる下張り材を貼った後、サイディングパネルを張り付ける工程で行われます。下張り材は、木材や金属製の板で、サイディングパネルを固定するためのものです。

サイディングパネルは、釘やビスで下張り材に固定します。また、サイディングパネルの継ぎ目には、コーキング材を充填して防水性を確保します。

工期が短い

サイディングは、施工が容易なため、工期が短く済みます。一般的に、サイディングの施工は、1週間程度で完了します。

一方、その他の外壁材の施工は、現場で材料を調合したり、加工したりする必要があるため、工期が長くなります。一般的に、モルタルの施工は、2週間〜1ヶ月程度、タイルやレンガの施工は、1ヶ月〜2ヶ月程度かかります。

他の外壁材では、施工期間が長い分、耐久性があるためメンテナンスまでの期間は長くなります。

しかし、メンテナンス対応になるものというと、ひび割れです。
ひび割れすると、再発しないためにも綿密に施工が行われますので、

それなりに費用もかかります。

デザイン性は、モルタルを使用することで、かなり綺麗なデザインを再現することができます。

最近のレンガ材もとてもデザイン性が優れたものがありますので、そちらもおすすめですね。

まとめ: サイディングの耐久性は他の外壁材と比較すると劣るが、取り替えが容易に!

以上がサイディングの耐久性に関する記事でした。
サイディングは、物によって耐久性は変わりますが、

他の外壁材とはやや耐久性は劣ります。

しかし、軽量であるのと耐震性、交換が容易なことからとても多くの家に扱われております

この記事のまとめ
  • サイディングは外壁材として耐久性があり、特に耐震性に優れている
  • サイディングは工場で生産されたパネルを現場で張り付ける工法で施工され、施工が容易で工期が短い
  • サイディングは塗装が剥がれると劣化が進みやすいため、定期的なメンテナンスが必要
  • サイディングの耐久性は他の外壁材と比べるとやや劣り、10年程度が目安
  • サイディングのデザイン性が高く、外観を美しく彩ることができる
  • サイディングは取り替えが容易で、耐震性やデザイン性の良さから人気のある外壁材となっている

サイディングを扱った外壁塗装にはメンテナンスが必要不可欠。

塗装が剥がれたところから、内部に侵入し腐敗していきます。
そうならないために、今のお家を大切に扱ってくださいね。

サイディングを変えようかなと思っている方は、どのサイディングが合っているか
確認してみてください。

どんな色のサイディングにしようか。思っている方は、【後悔しないで】失敗しない外壁塗装の色選びをレクチャーします でも解説しています。

そちらも併せて、ご覧くださいね。
ここまで読んでくださってありがとうございました。

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