台風や豪雨が多い季節になると、建物の雨漏りが気になりますよね。雨漏りは、建物の老朽化や劣化、気象条件などが原因となって発生します。雨漏りが放置されると、建物の損傷が進行し、修復費用が高額になる可能性があります。
外壁の劣化や、瓦屋根の棟部分に用いられる漆喰の劣化も雨漏りの原因の一つです。
放置してしまうと、雨水の浸入が進行し、建物内部への水漏れや湿気の影響が発生する可能性があります。定期的な点検によって、漆喰の劣化を早期に発見し、修復作業を行うことで屋根の耐用年数を延ばすことができます。
今すぐ原因を知りたい…!! と思っている方には必見な記事です。
それではどうぞ、ご覧ください。
台風・豪雨時になぜ雨漏りするのか?
台風や豪雨時に雨漏りが発生する原因は複雑であり、建物の構造や気象条件が影響を及ぼす要因があります。雨漏りの専門家としての視点から、そのメカニズムを解説します。
強風の影響
台風や豪雨の際、強風が建物に大きな力を及ぼします。屋根や外壁の表面に強風が直撃することで、建材に負荷がかかります。これにより、屋根材や外壁材が少しずつずれたり、緩んだりすることがあります。その結果、雨水が建物内部に侵入するための隙間や割れが生じ、雨漏りが発生します。
雨の勢い
台風や豪雨に伴う豪雨量は膨大で、建物の屋根や外壁に対して大きな水圧をかけます。雨粒が高速で建材に当たることで、微細な隙間や割れが拡大し、雨水の経路が形成されます。特に風向きによって雨の勢いが増すこともあり、建物の特定の部位が雨水の激しい打撃を受けやすくなります。
老朽化や劣化
建物の防水材料は年月と共に劣化し、その性能が低下します。台風や豪雨のような過酷な気象条件下では、既に劣化していた建材が余計な負荷を受けることで、劣化箇所が拡大しやすくなります。老朽化や劣化が進んだ建材は、雨漏りの発生を容易にします。
台風や豪雨は建物に多くの負担をかけるため、その影響を受けやすい部分に雨漏りが生じる可能性が高まります。定期的な点検と適切なメンテナンス、耐久性の高い材料の使用などが、雨漏りを防ぐために重要です。
雨漏りをする原因とは?
雨漏りの原因はなかなか特定しにくいと思われますが、以下の内容が原因ではないかと言われております。
- シーリングの劣化
- 外壁の劣化
- 瓦屋根の棟部分の漆喰(しっくい)の劣化
- 金属屋根・スレート屋根の棟板金の浮き
- ベランダの床部分のひび割れ(一戸建て)
- サッシと外壁の隙間を埋めているコーキング材の劣化
ではそれぞれ説明していきます。
シーリングの劣化
シーリングは、建物内外の接合部や隙間を密封し、防水性を確保するための重要な材料です。しかし、年月と気象条件の影響により、シーリングは劣化することがあります。
太陽の紫外線、雨、風、温度変化などが原因で、シーリングはひび割れや硬化、剥がれなどの兆候を示すことがあり、劣化したシーリングは、水漏れや風の浸入を引き起こす可能性があるため、定期的な点検と必要に応じた交換が不可欠です。
外壁の劣化
建物の外壁は、気象条件や時間の経過によって劣化することがあります。風雨や紫外線の影響により、外壁にひび割れ、塗装の剥がれ、色褪せなどが生じることがあります。これによって外壁の防水性や絶縁性が低下し、雨水や湿気が建物内部に浸入するリスクが高まります。外壁の劣化を放置すると、建物の損傷が進行し、修復費用が高額になる可能性があります。定期的な外壁の点検と必要な補修や塗装の施工は、建物の美観と耐久性を保つために重要です。
瓦屋根の棟部分の漆喰(しっくい)の劣化
瓦屋根の棟部分に用いられる漆喰は、風雨や気温変動などの自然要因にさらされることで劣化することがあります。
劣化した漆喰はひび割れや剥がれを起こし、瓦同士のしっかりとした固定が難しくなります。これにより雨水の浸入が進行し、建物内部への水漏れや湿気の影響が発生する可能性があります。
漆喰の劣化を早期に発見し、修復作業を行うことで屋根の耐用年数を延ばすことができます。
金属屋根・スレート屋根の棟板金の浮き
金属屋根やスレート屋根の棟に取り付けられる板金は、風や地震、温度変化などによって浮いたり緩んだりすることがあります。
これにより板金同士の隙間が生じ、雨水や風が建物内部に侵入するリスクが高まります。早急な対処が必要であり、定期的な点検によって浮きや緩みを早期に発見し、修復することが大切です。適切な固定や補強を行うことで、屋根の耐久性と安全性を確保することができます。
ベランダの床部分のひび割れ (一戸建て)
一戸建てのベランダの床部分は、地震や気温変化によってひび割れることがあります。ひび割れた床は雨水の侵入や床の劣化を引き起こす可能性があるため、補修が必要です。
サッシと外壁の隙間を埋めているコーキング材の劣化
窓枠やサッシと外壁の接合部に使用されるコーキング材は、紫外線や気候の変化によって劣化しやすいです。月日が経つと劣化もいたします。劣化したコーキング材は風や水の浸入を許すため、定期的な点検と新しいコーキング材への交換が必要です。
これらの問題に対して早めの対処を行うことで、建物の耐久性を保ちつつ将来的な損害を防ぐことができます。定期的な点検と適切なメンテナンスが建物の健全な状態を維持するために重要です。
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まず自分でできる雨漏りの応急処置
応急処置をすることで、被害範囲を狭くすることができます。
しかし、応急処置のみに頼らず必ずその後は修繕するようにしましょう。
雨漏りした箇所の乾拭き
雨漏り箇所を、乾いた雑巾やタオルで丁寧に拭き取ります。これによって雨水の侵入を防ぎ、部屋内の湿度を低く保ちます。湿気の広がりを阻止し、被害を最小限に抑えるための基本的な手順です。
バケツの設置
雨漏りしている箇所の下に、バケツやコンテナをしっかりと設置します。これにより、漏れた雨水を受け止めて床や家具の損傷を防ぎます。コンテナが満杯になるたびに注意深く排水し、被害を広げないようにします。
漏電の確認
雨漏り箇所から遠ざけられる範囲で、電気機器やコンセント周りを点検します。雨水が浸入していないか確認し、漏電のリスクを最小限に抑えます。安全を最優先に考え、電気設備の点検を怠らないようにします。
自分で屋根のDIYなど専門的知識が必要になる応急処置をすることは危険
屋外での応急処置はおすすめできません。
その理由としては、屋根の隙間にブルーシートを貼って、侵入を防ぐ方法などがありますが、侵入を許さない分、中に入った水分を飛ばすことが難しくなるからです。
逃さなくすることで、蒸発はせず汚い水が溜まったままになり、家への被害を大きくしてしまう可能性があるからです。
他にもあります。応急処置をするべく屋根に登って、屋根材を破損させてしまったり、
屋根から転倒して事故を起こしてしまったりと、大事に至らないものの、骨折してしまう可能性だってございます。
あなたの家を守るために命懸けになるのは大変素晴らしいことだと思いますが、そこはプロにお願いしてあなたの身を守りつつ、修繕するように心がけましょう。
雨漏りを解決するには?
雨漏り修繕サービス、または外壁関連のサービスを扱っている企業への発注をすることです。
外壁に傷があって侵入しているのか、屋根の破損によってのものなのか、原因をしっかりと調査してくれる企業へ発注しましょう。
見積もりは基本無料ですので、信用できそうなところを見つけてみましょう。
職専工なつめも無料で見積もりしますので、もしよかったら1分でご相談できますのでご活用くださいませ。
雨漏りの修理相場
雨漏りの相場は、限定的な原因がわからないこともありますので、
ここに記載している相場は、下限から上限の範囲が大きいです。
項目 | 料金 |
---|---|
屋根の補修 | 50,000~200,000円 |
屋根の全面修理 | 600,000~2,000,000円 |
天井 | 50,000~100,000円 |
外壁 | 100,000~500,000円 |
ベランダ | 30,000~200,000円 |
窓枠・サッシ | 30,000~250,000円 |
屋上 | 200,000~1,000,000円 |
私の見解では、屋根・外壁塗装をきっちりと行なって、雨漏りを今後なくしていくなら。
120-150万円の修繕・リフォーム費用が発生してもおかしくないのではと思います。
しかし、家の状況によって変わってくるものですし、安く済む可能性もあります。
費用が上下する要因は以下と考えられます。
- 修理規模と被害範囲
- 材料の種類
- 作業難易度
修理費用は、修理の規模や範囲によって左右されます。小さな穴の補修のような簡単な修理であれば、費用は比較的低く済むことが多いです。一方、広範囲な修理が必要な場合や、特殊な材料を使用する場合は、費用が高くなる可能性があります。
材料の種類も、費用に影響します。高品質で耐久性のある材料を使用する場合、初期費用は高くなるかもしれませんが、長期的にはメンテナンスや修理の頻度が減少することがあります。
作業の難易度も、費用に影響します。屋根や外壁、窓枠など、アクセスが難しい場所や専門的な技術が必要な場合は、費用が高くなることがあります。特に高い技術や特殊な設備が必要な場合、それに見合った費用がかかるでしょう。
見積もりで高額を請求されて不信感を抱いている場合は、きちんとどの部分が悪いのかなど写真を照らし合わしてもらいながら確認するようにしましょう。
まとめ
以上が雨漏りに関する原因と対策に関する記事でした。
以下がこの記事のまとめです。
- 雨漏りはシーリングの劣化、外壁の劣化、瓦屋根の棟部分の漆喰の劣化、金属屋根・スレート屋根の棟板金の浮き、ベランダの床部分のひび割れ、サッシと外壁の隙間を埋めているコーキング材の劣化が原因となることがある。
- 雨漏りを防ぐためには、定期的な点検と適切なメンテナンス、耐久性の高い材料の使用が必要である。
- 雨漏りが発生した場合は、応急処置として雨漏り箇所の乾拭きやバケツの設置、漏電の確認が必要である。
- 雨漏りの原因を特定し、発生した場合は外壁関連の修理サービスや雨漏り修繕サービスに発注することが推奨される。
- 雨漏りの修理費用は、修理規模と被害範囲、材料の種類、作業難易度によって左右されることがある。
雨漏りを放置すると、建物内部に水が浸み込んで壁や床、天井などにダメージを与えます。水が浸み込んだ壁はカビが発生し、健康被害も引き起こすことがあります。
また、床や天井に水が浸み込んだ場合、劣化や腐食を引き起こし、建物自体の耐久性を低下させることがあります。さらに、雨漏りによって発生したシロアリやカビ、湿気の影響で、建物内部に健康被害を引き起こす可能性もあります。そのため、雨漏りが発生した場合は、早急に修理することが必要です。
雨漏りがお困りでしたら、職専工なつめにお問い合わせくださいね。私たちは、プロの技術と経験を活かして、迅速かつ丁寧な修理を提供いたします。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
最後に弊社でできること
当社では、リフォームのご相談や他にも家に関する不便ごとに関する相談も承っております。ぜひなつめのお問い合わせから無料でできる相談窓口までお気軽にお送りください。
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この記事をよんでくださってありがとうございました。他の記事も是非読んでみてくださいね。